WORKS PLUS 株式会社
2024年3月7日
階段下収納 ~メリット・デメリット~
家づくりで多い「収納のお悩み」
「以前より物が増えた」「収納を増やしたいけどどこにしたら良いかわからない」
そんな場合は、階段下のスペースを有効活用してみてはいかがでしょうか。
また、「収納にはしているんだけど使い勝手がいまいち」など、階段下収納におけるお悩みもチラホラ聞かれます。
階段下に本格的な収納スペースを作るとなると工事が必要になります。
壁があれば解体し、収納として機能させるために壁をおこしたりが必要になります。
また、配線配管があるお家もごくたまにございます。そうなれば、カバーするように考える必要もあります。その分、収納としてのスペースも狭くなる事を考慮しなくてはいけません。
その他、壁を取り除いたうえでの強度も重要になります。
壁を取ってしまったばかりに階段が軋んだり崩れてしまっては意味がありません。
可能かどうか現地で調査を行った上で、どのような階段下収納を作るのかを決めていきます。「収納を作ってみたけど、結局余り収納出来ずに作った意味が無かった」など、後悔しないようにして頂きたいです。
では、階段下に収納を作った場合どのようなメリットがあるのでしょう。
階段下を収納にすることができれば、居室の生活空間に収納を置く必要がなくなります。
よく隠したいなっと思われる掃除機やその他掃除道具などはよく聞かれます。
階段下には思いの外広いスペースがあり、大きなものを置いて「物置」のような使い方ができます。アウトドアなお家ではキャンプ道具など収納出来、「物置」を新たに設置する必要がなくなります。
置場に少し困るゴルフ道具などもすっきりとしまえます。その他にも、買いだめしたお水や、トイレットペーパーなど「廊下に投げていたものがしまえて綺麗になった」などよく聞かれます。
階段下がデッドスペースになっている場合は、なおさら利用価値が高い場所となります。
階段下は、収納スペースとしてはもちろん、子供の遊び場として使うなどアイディア次第で沢山の活用法があります。
一度、スペースを作ったら別の使い方にシフトしやすいという魅力もありますので、これらを踏まえてご検討頂ければと思います。
もちろん、階段下という特殊な場所だからこそのデメリットもあります。
特に気をつけたいのは、階段の強度に影響が出る場合です。
通常、階段下には補強の役割となる土台が設置されています。収納スペースを作る際、その土台を取り払う必要があります。そうすると、階段の強度に影響が出る可能性もあります。
その他には、階段の形によっては使いにくい収納スペースになるケースもあるということです。例を挙げると、直階段の場合、上から下に行くにつれて高さのあるものは収納できなくなります。
また、階段下は風通しが悪いため湿気に注意し、広い収納スペースの場合は照明を付けるなどして暗さ対策を行う必要があります。
今回は階段下収納が現時点であるものの暗くて毎回懐中電灯を照らしながら物を探されていたお客様。
「自分で買ってきて取り付けても良いが、電池が切れたりとすると煩わしさを感じてしまう」っとの御案件で玄関近くの電源より電気を引き床下を通して階段下の照明を取り付けました。
真っ暗だった階段下収納の照明はお役に立つことと思います。
この他にも、食材の保管場所として可動式のワゴンを使い、棚が無い場所も収納として活用できるスタイルにしてみたり、あえて見せる収納にし趣味の物を飾ったり壁紙をデザイン性の高いものにしてみたり、引き出しタイプの収納スペースにし玄関に近い階段であれば靴の収納にするなど様々な使用方法があります。
その部分だけ他とは違った空間に造り上げる事も可能です。
一般的には長く住めば物は増えていきますし、家族が増える可能性もあります。
今後の可能性についても視野に入れご提案させて下さい。