WORKS PLUS 株式会社
2023年9月12日
通所介護事業所の御案件~石膏ボード~
前回、軽天工事についてのご説明をさせて頂きました。
軽天工事は壁や天上の下地となる石膏ボードを取り付けるために軽量鉄骨を用いて骨組みを作る工事です。
軽天工事が進んでいくと同時に電気配線も出来る限りしておきます。
壁が出来上がってから電気配線を行う場合、壁に穴をあけたり、ボードを取り外したりと2度手間3度手間となる事があるからです。
今回はその石膏ボード(天井・壁になる部分)についてご説明します。
石膏ボードは住宅やオフィスなど、建築物の壁や天井の内装材として使用されます。耐火・防火などの安全性やコスト面で優れるなど多くのメリットを持ち、建築現場で広く使われています。
<石膏ボード、メリット>
安価である
石膏ボードは、安価で経済的なメリットがあります。ホームセンターやインターネットなどでも購入可能です。
施工がしやすい
木材やコンクリートと違い、一般的なカッターで切断できるなど、簡単に加工することができます。ビス留め、クリップ留め、接着も簡単にでき、壁紙を貼る、塗装することで自分好みに仕上げることが可能です。
耐火性・防火性に優れている
石膏ボードに使用されている石膏の中には、約20%の結晶水が含まれています。火災が起こった場合、石膏ボードに含まれている結晶水は水蒸気となって少しずつ放出。屋内の温度上昇のスピードを遅らせることができます。また、石膏そのものも温度伝達の防止効果を持ち、耐火性・防火性に優れた防火材料として認定されています。
遮音性に優れている
音を通しにくい点も石膏ボードの特徴のひとつです。石膏ボード1枚だけでも遮音性がありますが、厚手のものを使用したり、複数枚重ねて貼ることでさらに遮音性を高めることができます。
<デメリット>
釘やネジが固定できない
石膏ボードは木材とは違い、釘やネジを固定することはできません。石膏ボードの壁に何かを設置する際はネジ止めができる「石膏ボードアンカー」で、確実に固定する必要があります。
点の衝撃に弱い
石膏ボードは先の鋭いものなど、点の衝撃に弱いのが特徴です。
このため壁に物をぶつけると、ちょっとした衝撃でへこんだり割れたりしてしまうことがあります。
水や湿気に弱い
石膏ボードは石膏と紙からつくられており、水分や湿気に強くありません。水で濡れていることが多い場所や湿度の高い場所に施工する際は防水加工された石膏ボードの使用がお勧めです。
一般ごみで廃棄できない
石膏ボードはコストが安いメリットがありますが、廃棄の際は産業廃棄物に分類されるため、一般ごみとして処分できません。手間とコストはかかりますが、廃棄する際は必ず専門の処理業者に依頼が必要です。
スケルトンの状態だったものに、壁や間仕切りが出来ると何となく完成した時のイメージが付きやすくなります。
弊社では、お客様に日々の進捗報告をメールなどでご報告すると共に実際見に来ていただいて、お客様のイメージと合っているかの確認を致します。
イメージと違った場合にすぐ修正が出来るからです。また、熟練したメンバーによって少々の変更事項など直ぐに対応が可能です。
これから壁紙や塗装、事業所に必要な設備などの取付、出来上がりが楽しみです。