WORKS PLUS 株式会社
2023年6月5日
梅雨の季節突入前、今年は昨年に比べお客様よりお水のトラブルがよく聞かれます。
これまで特に問題はなかったのに、冬には給湯器から水が噴き出している!水道管から水が!トイレを流すと水が逆流する!水が止まらない!などご相談は様々です。
冬の間は気温が下がった時、雨が降れば大雨、夏は年々気温が高くっと気候の変化が大きく関係しているように思います。
これまで大丈夫だった水回りですが、気候、環境、経年の変化に耐久性が追い付かない事もあるようです。
何かお水のトラブル・心配事ございましたらご相談下さい。
今日は「夜中に蛇口からお水が噴き出し止まらない!」とご依頼を頂きました。お客様によっては知らない事(普通は知らないかと思います)、知っていれば未然に防げた案件となりますのでご紹介したいと思います。
蛇口からお水が噴き出している事に気が付き蛇口を捻ってみたが一向に止まらない状況が20分程。「夜間に一生懸命浴槽にお水を運び続けた」っとお客様。
浴槽にはお風呂に入れるくらいの水量でお水がありました。
その後は「ツーっと一定の水量でお水は出続けている状況だ」とご説明頂きました。
止まらなくなった水道の水は時間が経過すればするほど、水道料金もかかってしまうので心配ですよね。
お客様の出来る事として、まずこのような事態に直面した場合は
・水回りの設備によっては、それぞれに止水栓が設置されている場合がります
・基本的には蛇口より下へ設置されている事が多く、止水栓を捻って頂けると蛇口からのお水は止めることが可能です
・今回のように蛇口を捻ってもお水が止まらない場合、止水栓より上部の破損が考えられます
・止水栓を止めてもお水が止まらない場合、止水栓部分の破損が考えられます
この場合は、大元の止水栓を止めて頂くと止まります。
・大元の止水栓の場所は、建物によって違いますが、基本的に戸建ての場合は玄関を出てすぐの地中に埋まっているメーターボックスの中にあります。
このメーターボックスの中に入っているバルブが大元の止水栓です。
・バルブは時計回り(右回り)に最後まで回すと水を止めることができます。
しかし、大元の止水栓を閉めるのが安心ですが、大元の止水栓を閉めてしまうと家全体の水が使えなくなるので困りますよね。
個別に止水栓を回すことが出来そうであれば個別にお水を止めて頂き、ご連絡頂きたいと思います。
今回の案件では止水栓がシンク下に無いタイプだったため、大元の止水栓で配水を止めて急いでの作業となりました。
<止水栓の場所>
・キッチンの止水栓
シンク下の給水管と給湯管の配管部分に、マイナスドライバーで回せる箇所があるかと思います。
給水管と給湯管の両方の設備がある場合は、それぞれに止水栓があるので2箇所とも閉めて下さい。
・浴室の止水栓の場所
浴室の止水栓は壁付き蛇口が取り付けられている場合は、壁の接続部分にあります。壁の接続部分は2箇所でそれぞれが給水管と給湯管に繋がっています。給水と給湯の2箇所とも止水しましょう。
・洗面台の止水栓の場所
洗面台もキッチン同様に止水栓は、シンク下に設置されていることがあります。シンク下の給水管と給湯管の配管部分に、マイナスドライバーで回せる箇所があります。給水管と給湯管の両方の設備がある場合は、それぞれに止水栓があるので2箇所とも閉めましょう。
・トイレの止水栓の場所
トイレの止水栓は、トイレの床や壁に設置されていることが多いため、壁から出ている給水管をたどると見つけることができます。
何かあった時に焦らず対処が出来るよう、一度ご確認して頂ければと思います。
止水栓より上が原因の場合、吐水口、ハンドル下のナット、パイプ根元、
水栓とフレキ管・給水管の接続部が考えられ、それぞれ修理が異なりますのでしっかりと確認します。
今回は吐水口からの水しか確認が出来ませんでした。また、ハンドルをしっかりと絞めても水が止まりませんでしたので、ハンドル部分の修理を施工しました。
左が既存のパッキン。右が新しいハンドル内パッキンです。
確認したところ、住み始めてから1度もパッキンの交換はされていないっとの事でした。
忘れがちなパッキンですが、10年前後での交換を基本としております。
一般的に、 パッキンの寿命が10年程度と考えられているからです(実際は使用環境などで異なります)。
10年前後を迎えたらトラブルが起きていなくても交換を意識してみて下さい。
劣化したパッキンがお水に混ざってしまう等のトラブルも未然に防ぐことが出来ます。
今回はパッキンの交換だけで修理は完了しましたが、少し意識していれば防げたこともございます。毎日使用するお水の事ですのでご注意頂ければと思います。
お水のお話を長々致しました。
この流れで、明日は弊社で行えますお水のトラブルに対する対応などご紹介したいと思います。