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メロン

2023年9月7日

以前紹介しました自社の畑ですが、現在「メロン」がたわわと実っております。


メロンは、家庭菜園において最も育てるのが難しい作物の一つです。

「ホームセンターや園芸店で苗が売られているので試しに育ててみたけど途中で枯れてしまったり、実が腐ってしまった。」ということを経験した人も多いと思います。


弊社でも一昨年からチャレンジしていますが、味気の無いメロンが育ち、努力の割には不評・・・お世話係なので毎日お世話が出来ればと思いながら私情を述べるなら家から遠い・・・っと日々試行錯誤しています。


そんなメロンですが、スイカやカボチャなどの他のウリ科の野菜と比べて根が弱く、浅い位置までしか伸びません。

ウリ科キュウリ属の一年草で、栽培日数が90~100日程度と他の果菜類と比べると生育速度が速い植物です。他のウリ科の野菜と同様に高温性の野菜に分類され、発芽適温は28~30℃、生育適温は25~28℃とされています。


その為、梅雨の長雨により根が腐ったり・肥料を与えすぎると肥焼けをしてしまうことがあります。根が弱ると、樹勢が弱り病気に感染しやすくなります。

(梅雨のない北海道ではメロンが育てやすいとはこの為です。)


また、メロンはスイカのように暑さにも強くありません。

梅雨明けの炎天下では、土壌の温度が上がるので浅根のメロンはスイカ以上に影響があります。

外的な環境により敏感に反応してしまうのがメロン栽培が難しい理由です。


<メロンのネット>

メロンってなんであんなにアミアミ模様があるの?っと子供の頃疑問に思っていました。

網目模様が特長のネット系のメロンは、生育の途中で表皮の成長が止まり、表面が硬くなります。一方中身は成長を続けるため、表皮にひび割れが起こります。その割れ目を塞ごうとして自然にできるカサブタがメロンのネットです。


さて、数回ですが何十個とメロンの収穫はしました。

が、やはり甘みが足りない・・・ウリのような・・

一昨年は収穫時期が早かったのだと反省し、昨年はしっかり収穫時期を逃さないように①果梗部のメロン側にひびが入る②メロンの花落ち部分(果梗部と反対側のお尻部分)にリング状のひび割れが入る③果皮の色が少し黄色に色付くなどの3ポイントを抑えて収穫しました。

しかし、やっぱり甘みは足りず・・・


やはり美味しい物なら他の方に食べてもらいたいっと思うので、なかなかお披露目が出来ません。


温暖化も進み、メロンに適していない気候のこの場所で、どうすれば美味しいメロンが出来るのか、もっと色々とやってみようと思っています。

美味しいメロンが沢山出来れば農業カフェの方でもご提供が可能になります♪


何か良い案がありましたら、是非教えて頂けると幸いです。


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