WORKS PLUS 株式会社
2023年7月3日
弊社では、自社農地にアスパラガスを栽培しており私の好物だっといった私情もあり年々その株数を増やしております。
今年もアスパラガスの季節がやってきました。
地面からニョキニョキ顔を出すアスパラガスは本当に可愛く思います。
春~初夏に旬を迎えるアスパラは、鮮やかな緑色が食卓に彩りを添えてくれる人気の野菜。
しかし、スーパーでのアスパラガスは数本で何百円・・・正直、高い。
余り知られていませんが、アスパラガスは1度植えると10年近く収穫が出来ます。素人の私でも1株で10~20本、株の年数によって太さも太くなり毎年違った味わいを楽しむことが可能です。
収穫直後のアスパラガスを食べたことはありますでしょうか?
生のままかじってみて下さい。みずみずしく甘く大変美味しいのです。
この事を是非知って頂きたく、農業カフェではアスパラガスを使ったメニューを考案中です。
本日は、そのアスパラについてのお話を少し。
「アスパラの栄養素・効果・効能」
ひょろっと細長い見た目から、「あまり栄養がなさそう…」と思われがちなアスパラですが、実は栄養豊富な緑黄色野菜の一種で、健康や美容に抜群の効果を発揮する特徴的な栄養素も含んでいます。
アスパラのなかで流通量が最も多いグリーンアスパラを例に、代表的な栄養素と効果・効能をご紹介します。
アスパラギン酸:疲労回復
アスパラに含まれる栄養素として有名なのが、疲労回復やスタミナ増強に効果のあるアミノ酸の一種・アスパラギン酸。
ルチン:生活習慣病予防・アンチエイジング
ルチンは、アスパラにふんだんに含まれているポリフェノールの一種。
毛細血管を強く丈夫にして血流を改善してくれるので、高血圧や動脈硬化、脳卒中、心臓疾患などの生活習慣病の予防に効果があるとされています。
また、ビタミンCの吸収を促進するので抗酸化作用も期待でき、アンチエイジングや認知症予防にも有効です。
葉酸:妊婦さんにおすすめ
アスパラには、DNAや細胞の合成に関わる葉酸もたっぷり含まれています。
葉酸はおなかの赤ちゃんの発育に必要不可欠で、妊娠中の女性にとってはとくに重要な栄養素のひとつです。赤血球の造成を助ける働きもあり、貧血や動脈硬化の予防にも役立つとされています。
βカロテンや各種ビタミン:抗酸化作用・美肌効果
アスパラに含まれるβカロテンや、βカロテンからつくられるビタミンAには強力な抗酸化作用があり、癌や糖尿病、アルツハイマー病など、さまざまな疾患の要因となる活性酸素を除去する効果があります。
シミやシワなどの肌の老化を抑える働きもあるので、美肌を保つためには欠かせない栄養素です。
このほかにも、アスパラは抗酸化力が強いビタミンCやビタミンEなどを豊富に含んでいます。
<栄養豊富なのは穂先>
まっすぐ伸びる茎の部分と、先端の穂先の部分。アスパラは、部位によって含まれる栄養成分に違いがあります。
栄養が多く含まれているのは穂先の部分で、アスパラギン酸やルチン、ビタミン類が豊富です。
栄養たっぷりの穂先は茎よりやわらかくて食べやすいので、赤ちゃんの離乳食にも適しています。
あの三角形の部分「はかま」も栄養はたっぷり
「はかま」と呼ばれる三角形の部分に血圧の上昇を抑えるアスパラプチンが多く含まれていることが明らかになりました。
まれに筋張っていて食べにくいものもありますが、そうでなければ下処理時にはかまを取り除く必要はありません。
はかまもいっしょに食べて、機能性成分をもれなく摂取しましょう。
<アスパラとダイエット>
歯ごたえがしっかりしていて満腹感を得やすいのも、ダイエットにはうれしいポイントですが、スパラのカロリーは100gあたり21kcal。ほかの緑色の野菜と比べてやや低めか、ほとんど差がない水準です。
アスパラ 21kcal
ブロッコリー 37kcal
オクラ 26kcal
さやいんげん 23kcal
さやえんどう 38kcal
スナップえんどう 47kcal
<可食部(生)100gあたりのカロリー>
アスパラのカロリーそのものに目立った特徴はありませんが、注目すべきはアスパラギン酸のダイエット効果です。
アスパラに含まれるアスパラギン酸には、代謝を上げて痩せやすい身体をつくるだけでなく、カリウムなどのミネラルを細胞に運び込むことでデトックスやむくみを解消する効果が期待できます。
<アスパラの食べ過ぎはNG>
栄養豊富なうえにダイエット向きとくれば、日々の食生活にたくさんアスパラを取り入れたくなりますが、アスパラの食べ過ぎは禁物です。
アスパラギン酸には利尿作用があり、摂取し過ぎると水分やミネラルを必要以上に体外に排出してしまいます。
また、アスパラに少量含まれているプリン体は、摂取し過ぎると尿酸として体内に蓄積し、尿道結石や痛風を引き起こすこともあります。
毎日20本以上食べるなど、相当量を摂取しなければ大きな問題はありませんが、普段から尿酸値が高めの方は注意が必要です。